2016年4月9日土曜日

奄美大島 2日目

3/18

近所の漁港にヤツガシラが出ている、そんな情報を聞き、朝一で覗いてみる。しかし現実はそう甘く無いもの、すでにヤツガシラは飛び去った後。公園にいたシロハラやイソシギ、若干本土のとは色の違うアマミヒヨドリなどを観察。
気持ちを切り替えて、とりあえずみんなで鳥見スポットとして有名な海岸へ。風が強いけど寒くはないので、「ああ、奄美に来たなぁ」とここで実感。
メダイチドリ、ムナグロ、ダイゼン、オオソリハシシギ、アオアシシギ、ヘラサギなどをチェック。まぁここの、この時期の定番種はいるよう。去年はキリアイやツクシガモなど普段なかなかお目にかかれない鳥たちがいたので、何度もチェックするけど今日はダメみたい。

ヘラサギとオオバン / Nikon D300,Ai AF-S Nikkor 300mm F4

「なんかとんでる」と、スコープを真剣に覗くiくん。
「大きくソアリングしてる」「これアホウじゃない?」なんと、水平線上をアホウドリ類が通過しているらしい。
スコープを借りて自分も見てみてみることに。ああ、たしかにこのシルエットと飛び方はアホウドリ類で間違いない!城ヶ島で海鳥を見ていた頃が懐かしくなりました。

今日到着するメンバーを迎えに空港方面に向かう途中、近くのため池でシマアジが出ているという情報が。添付された写真を見ると、これはかなり近い。メンバーを拾って急いで向かうものの、またもや飛び立った後。池の水面に漂うシリケンイモリを寂しく眺めるしかありません。
そんなことをしていると、お次は暗色サシバの情報!これも車でそう遠くない場所、これは逃してたまるかと、急いで駆けつけることに。

おなか側をじっくり見たかった! / Nikon D300,Ai AF-S Nikkor 300mm F4

いたいた、今度はなんとか待ってくれたみたい。背を向けていたのでイマイチ暗色型という実感が持てないが、「うん、暗色型だね!」と自分に言い聞かせました。
結局お腹を向けてくれることはなく飛び去ってしまいましたが、最後に目の前を低く通過!ダークチョコレートを塗りたくったような下面をしっかり見せつけてくれました。

お昼を食べて、次は田園地帯へ。雨が強くなり、特に収穫もないまま基地の近くまでもどることに。近所のカエルポイントでメンバーがヒメハブを引っ張りだしてきて、写真を撮らせてもらったり。毒ヘビを素手で掴むのは、さすがに自分にはできないなぁ。

オキナワアオガエルの亜種、アマミアオガエル / Nikon D300,Ai AF-S Nikkor 300mm F4

・・・このあと、この遠征最悪の出来事が。駐車場内で車を転回させるときに、誤ってフロント部分を謎の丸太(この丸太、結局なんのために存在していたのか・・・)に引っ掛けてしまった!おかげでバンパーがガタッと外れかかっているではないか。免許を取ってもう一年以上たって、だいぶ慣れたと思っていたのに、初めて車を傷つけてしまいかなりショック。「慣れたころが一番あぶないのよ。私もぶつけたから」という母の言葉が頭をよぎりました。

あーあ、この先どうなるのやら。いいスタートを切ったと思った遠征は、早くもトラブルの嵐に入りかかってたのでした。


つづく

2 件のコメント:

  1. 黒色系サシバいいね。トラブル続きの旅もあとになれば楽しい思い出になるよ。

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    1. 去年も出てるという情報をもらって探したけどダメだったので、今年見れて良かった!暗色型の止まっているのを見るのは貴重な経験だね。おなか側をバッチリ撮ったメンバーがいたので羨ましい限り。
      記念すべきコメント1号目、ありがとう。

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