去年初めて参加したこちらの調査に今年も参加して参りました。一週間の奄美大島滞在記録を、毎日適当にスマホに記録していたメモを参考に、しばらくまとめようかと思います。
我々(主にツイッターで呼びかけた大学生バーダーの皆さん)が参加した調査は3日間。ではなぜ一週間も居たのか?それはもちろん、調査を口実に奄美大島という固有種のパラダイスを満喫するため。今年もいろいろな生き物に出会うことができて、去年とはまた違った奄美を感じることができました。ただ、今年は毎日頭を抱えるようなトラブルが連発し、かなり精神的にくるものがあったため少しそれに相殺されてしまった気が。でもまぁ、帰って撮った画像を整理していると、「楽しかったなぁ、来年もまた行きたいなぁ」と思うわけですよ。単純なもんです。
それでは、長い長い旅の記録のはじまり、はじまり。
3/17
「それでは、今回ご予約されているのはシンプルバニラとなっておりますので、お荷物預けの手数料として四千円いただきますね」
「(そんな馬鹿な!たしかに予約時にコミコミバニラにしたはずだったのに!ああああああやってしまったあああ)...はい、わかりました」
いきなり予期せぬ出費から始まった今回の遠征。バイトを辞めてあとは貯金を切り崩す生活を強いられる身としては初っ端から痛いスタートでした。
というわけでLCCのバニラエアを利用して、成田から奄美まで。ここで関東から出発するメンバーたちと合流し、飛行機に乗り込む。
夕方ごろ、レンタカーで調査の説明会の会場まで向かい、調査の概要や注意点などを再確認。すでに日も落ちているので、公衆浴場へ行き、そのまま夜の林道を車で流すことに。
今年の目標は、去年見事に惨敗に終わった夜の生き物(アマミノクロウサギ、アマミヤマシギ、リュウキュウコノハズクなど)の写真を押さえること。去年は夜の撮影になれていないのと、高感度撮影に弱いフォーサーズの機材を利用していましたが、今年はそうはいくものか!なにせ機材はニコンに一新したし、GWに下呂で夜の撮影のコツをつかんでるのです。
ISOを高くし、絞りは開放。よし、準備万端。
前方に別の車が来てしまっている(あとで、この車は「二手にわかれて、それぞれ別の入り口から入ろう!」と言っていた同グループのものでした笑)ので「これはダメかも・・・」と思っていたものの、ウサギ1、ヤマシギ5とまずまずな結果。ウサギは一回きりだったが道路の脇でうずくまって動かなかったのでしっかり押さえることができました。さらにヤマシギもつがいでのんびりと採餌している姿を観察。しまいには、向こうから近づいてきて車のすぐ下まで。
なんと最初の夜にして、目標の大半を達成してしまったのです。
目の後ろの裸出部が特徴。地味ですがとても可愛らしい鳥です / Nikon D300,AF-S Nikkor 300mm F4
ちょっと後ろ向きだけど・・・ウサギにしては控えめな耳の、アマミノクロウサギ / Nikon D300,AF-S Nikkor 300mm F4
「これは幸先いいかも・・・」
こう思ったのが大きな間違いだったということを、この夜の自分はまだ知る由もなかったのです・・・。
つづく
写真バッチリだね。早く続きが読みたい。
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