2017年3月10日金曜日

初秋の道東

9

ひょんなことで初めての北海道に行く用ができたので、3日だけ時間を作って道東を回ってきた。
初めての北海道であったが、時期が微妙なところ。同じような時期に道東へ行かれた先輩に色々とおすすめを教えてもらいつつ、野付半島、網走周辺、知床を回ってみた。
ヒグマが怖かったのであまり山には入れなかったのが残念であったが、結果的にキツツキ類や海鳥を中心に北海道らしいものをキャッチできてよかった。また、事情があって詳しくは言及できないがこの年最も感激した出会いも。

ポイントやおすすめを教えていただいたN先輩、知床で大変お世話になったM先輩、ありがとうございました。今度は冬か初夏に行きたいなあ。
野付半島で海岸を歩いている時に見つけたシロカモメ。この時期に残っているとはさすが北海道。夏羽の成鳥を見られてよかった。左のオオセグロカモメとの対比で白さが際立つ。 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

ワシカモメ。こちらも成鳥だが完全に冬羽であった / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

沖から聞き覚えのない声がするので探してみると、正体はクロガモ。あちこちに群れが浮いていた / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

オジロワシは何度も見られると思っていたが、結局野付半島で一回しかみることができなかった。小学生のとき、伊豆沼で飛んでいるのを見た時ぶりなので感動! / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

野付半島の道の駅で頂いた豚丼。北海道一周を旅した知り合いにあらかじめおすすめの食べ物を聞いたら、「豚丼がうまいよ!」と教えてもらったので食べたいと思っていた。たしか900円だったかな。めちゃうま / Nikon J5,1NIKKOR 18.5mm f/1.8

野付から網走へ移動する途中の夕焼けが美しかった... / Nikon J5,1NIKKOR 18.5mm f/1.8

網走湖畔でキツツキ類やカラ類を観察。鳥影が多く楽しかったが、木道が朽ちていたのとヒグマが怖くあまり積極的に回れなかったのが残念であった / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

亜種エゾオオアカゲラ。オーストン以外を見たのははじめて。ほかにヤマゲラもキャッチできた / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

林内に可愛い実をつける植物が。ツリバナと教えて頂いた / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

林道を歩いているとあちこちで見かけたエゾアカガエル。Rana属はどの種も似ていて識別が難しいが、北海道に生息するのはこの種のみ。他種にくらべややずんぐりとした体型が特徴 / TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

思い切って網走ネイチャークルーズに申し込んでみた。鯨類の出は最悪であったが、トウゾクカモメ類が尋常ではない数いた。乗船料が割引になったがもともと海鳥が目的だったのでラッキー。上の写真には6羽写っている / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

トウゾクカモメ幼鳥。若い個体は船のすぐ近くまで来てくれた。しかしカメラの調子が悪くここぞという時にピントが合わず悔しかった。たぶん小笠原で潮を被ったせいだろうな〜 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

2羽で絡み合いながら飛んでいる場面をよく見かけた / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

盗賊行為も!ピントが若干来てなくて悔しい!!このあと相手のオオセグロカモメに反撃を受けていた
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)


道端や湖には普通にオオヒシクイが群れていた / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

ちょうどサケ・マスが遡上する時期だったので、街中の小川には大量のカラフトマスが。力尽きたものはカラスのごちそうに / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

空を見上げると白っぽい猛禽。ノスリか?と思って双眼鏡を覗くと、とんでもない!クマタカ様ではないか!旋回後、こちらの方向へ滑空してくれた。美しい... / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)



まなもと

ライファー タンチョウ、ハシブトガラ、ヤマゲラ、アカアシミズナギドリ、????(LL300)

2017年2月27日月曜日

小笠原4

9/11
父島最終日。昼にはフェリーで出なければならないので、宿周辺を中心に散策することとした。
日が昇ると暑い暑い!あまりしっかりと下調べをしなかったので、歩いたコースは外来樹木のモクマオウがほとんどを占める寂しい場所だった。モクマオウは落とした葉を積もらせるので、下に他の植物が生えてこない。アカガシラカラスバトを期待していたが、まず鳥すらほとんど見かけない有様だった。

見晴らしの良い高台に上ると、オレンジ色の蝶が!なんとカバマダラだった。これは小笠原には生息していない蝶。海を乗り越えてきたのだろう、ボロボロの翅が痛々しい。しかしさすがマダラチョウの仲間である。 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

帰ってきて一息入れながら宿のおかみさんと話していると、「あそこはあまり生き物はいないよ!歩くなら長崎の方じゃないと!」と教えてくれた。落胆した我々を見かねて、乳頭山の登り口まで送ってくれると声をかけてくれたので、お言葉に甘えて最後のチャレンジをすることにした(降りてきたら電話くれれば迎えにいくよ!とも。宿のおかみさんにはお世話になりっぱなしだった。)。
山頂でナミアゲハやグリーンアノール、オガサワラノスリを観察して、下山。やはりカラスバトは現れてくれなかった。それでも素晴らしい見晴らしと気持ちの良い風に当たって、疲れた体も幾分マシに。

枝の間で休むグリーンアノール。綺麗な爬虫類なのだが... / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

フェリーの出航までしばらくあるので、最後は漁港周りでシギチ探索。昨日は子供達がたくさん遊んでいたグラウンドがこの日はガラリとしていたので覗いてみると、シギチの群れが採餌中。種類をチェックするために群れを双眼鏡で流していると、電撃が走った。「サルハマ幼鳥!...いや、雑種か!?」
一見やや下に湾曲した嘴からサルハマシギかと思ったが、足が黄色い。瞬間、最近SNSで拝見したサルハマシギとアメリカウズラシギのハイブリッドと思われる個体の画像が頭をよぎった。これだ!



たのシギチの群れに混ざらず、ほとんど単独で行動していた。横に並んだセイタカシギよりだいぶ小さく見えたが、三枚目のようにヒバリシギよりは大きい。体格のわりに足が短くて可愛い。
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

その後は他のシギそっちのけでこの雑種シギを撮影。大きさはヒバリシギと並ぶとかなり大きく見えるが、セイタカシギほどではない。なんだか全体的にアンバランスな雰囲気に見えた。何かに驚いて飛んでいくまで、じっくりと撮影。後日、この個体はそのSNSの個体と同一であろうということがわかった(撮影場所が近かったため)。


雑種シギと共に我々を楽しませてくれたトウネン。警戒心がまるでなく、レンズの最短距離よりも手前にきてしまうこともあった。羽の様子から成鳥夏羽から冬羽へと移行中か。
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

とうとう出航の時間がやってきた。たくさんの島民の見送りを眺めて、最後の船がおがさわら丸を追うのをやめたタイミングで鳥見モード再開。行きで見逃したシロハラミズナギドリなどをキャッチすべく、双眼鏡で現れる鳥を片っ端からチェックする。が、結局カツオドリ、オナガナギ、アナドリばかり。夕日が完全に沈むのを見届けてから二等船室に戻ることにした。

9/12
日の出とともに甲板に出ると、すでに多くの人が朝日を見に出ていた。鳥見が目的の人なんて我々くらいだ。眠い目をこすって双眼鏡を覗くと、まず目に入ったのは朝日に照らされて飛ぶオナガナギ。「この海域でもまだいるのか!」と思っていたら、その後はオオミズナギドリに入れ替わった。不思議なものだ。
売店が開いたというアナウンスが聞こえたのでコーヒーとパンを買いに行き、またすぐに外に出ると後輩が「なんか違うのが…」とカメラの画面を見せてきた。シロハラトウゾク!ほんの数分で貴重な出会いを逃してしまったようだ。
その後もほぼ休まず双眼鏡とカメラを覗き続けたが、アカアシカツオドリが一度船の横でダイブした以外は特に珍しいものは出現せずであった。波が高くカメラが塩まみれになったが、東京湾に入ってしまうと波は穏やかになり、オオミズナギドリの代わりにウミネコが増えてきた。横浜の港町をバックに飛ぶアジサシを眺めて、無事におがさわら丸は竹芝桟橋へと到着。遠征は幕を閉じた。

アカアシカツオドリ。亜成鳥か。一度ダイブしたが、すぐに遠ざかってしまった/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

途中、かなり波が高くて辛かった。さすがのオオミズナギドリも群れでプカプカ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

今回、念願の小笠原に遂に行くことができ、良い非日常を味わうことができた。固有種の宝庫と言われる小笠原だが、外来種の巣窟となってしまっていることを実際に歩いて実感。オオヒキガエルやグリーンアノールは非常に可愛らしい生物で、見かけた時はとりあえずカメラを向けてしまったが、複雑な気持ちでもあった。この先、少しでもこれらの外来種が減ることを祈るばかりである。

最後に、このなかなかにお金と時間のかかる遠征に一緒に来てくれた後輩たちに感謝。彼らの発見力や情報サーチには大いに助けられた。本当にありがとう!またどこかに行きましょう!

というわけでなかなか進まなかった小笠原紀行はこれにて終わり。更新が月一ペースになってしまうの、なんとかしたいなー。


まなもと

2017年1月26日木曜日

小笠原3

母島はこの日がラスト。
海岸部を中心にシギチや渡り鳥を見て回ることにした。
運動場に集まっていたのは相変わらずキョウジョシギが多かった。車を横付けしてのんびり観察。

キョウジョシギ。どこ行ってもこいつらはやたら居た。グラウンドにいる印象が普段ないので新鮮 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

ムナグロも結構いた / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

どこからともなくオガサワラノスリが飛んできた。シギチを狩るのか、と思いきやグラウンドのゴールポストに止まった。ちょっと距離があったが、止まっている姿を見れてよかった!

キョウジョシギを見つめるノスリ。なるほど本土のものより白っぽい。シギチを襲うことはよくありそうだが、キョウジョシギはあまり気にしていないのかな?
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

車を走らせて、カラスバトの目撃情報のある丘陵帯を歩くもやはり発見できず。それでもハシナガウグイスやオガサラトカゲ、メグロなど小笠原らしい生き物をじっくり見ることができた。

 ウグイス。小笠原産の個体群は亜種ハシナガウグイスだが、違いは...(笑) ちょっと丸っこいか?人懐っこい個体だったが、父島の宿の人曰く小笠原のウグイスはみんなそんな感じらしい 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

 オガサワラトカゲ。世界でここでしか見られないレアもの。ぬめっとした体表と細かい模様が非常に美しい!なかなかすばしっこくじっくり見れない...と思っていたら、日光浴をしに岩場に出てきている場所を発見 
/ Nikon D300,TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

メグロ。こちらも小笠原では是非おさえたい鳥であったが、個体数はやたら多く拍子抜け。しかし暗い林内にいるので意外とシャッターチャンスが少ない。ISOを許容ギリギリまで上げて耐えた
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

お昼には父島へむけてフェリーへ。やっぱり航路で期待してしまうのはアカアシカツオドリ。しかし残念ながら復路も見ることはできなかった。かわりに相手をしてくれたのはたくさんのカツオドリ。往路よりもたくさんの個体が乱舞してくれた。天気も回復して青空によく映える。ひとしきり写真を撮った後はぼーっと眺めていた。

 顔が黄色いのはメス/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

 こちらはオス。本当に手が届きそうな距離を飛んでいく/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

 1羽だけ幼鳥が混ざっていた。お腹のモコモコ感がいい / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

 もちろん、フェリーにも止まってくれた。往路では曇り空&逆光という悪条件だったが、帰りに綺麗に写せてよかった!
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

標準画角で撮るのも楽しい / Nikon J5,1NIKKOR 18.5mm f/1.8

父島が近くに見えてきた頃、ふいに後輩が斜め前方へ指を指した。どうやらクロアジサシの群れのようだ。わりと近いのでカメラを覗くと、見えたのは腹の白色部が背の方まで食い込んでいる鳥。「これは!」と思いながら反射的にシャッターを切った。ほんの数秒しか捉えることができなかったが、画像を確認してみるとやっぱりセグロミズナギトリ。地味に期待していた鳥だったので、思わずニヤニヤしてしまっった(しかし後輩はキャッチできなかみたい)。

腹の白い部分が翼の後縁から食い込む。羽ばたきが早く、軌道もせわしなかったので正直よく追えたな、と思う。メンバーみんなで確認できなかったのは残念
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm F4S(IF)

さて、父島に再び上陸。一泊だけであったが、ここでの宿はとても居心地がよく宿の人もとても気さくで親切な方であった。生き物だけでなく立ち寄ると良いスポットも教えていただき、実際に車で送って頂いた。なんという待遇!素敵!また来ます。

 「夕日が見れればすごく綺麗だよ!」と連れてってもらったウェザーステーション展望台。あいにく雲が多く夕日は拝めなかったが、幻想的な眺めを楽しむことができた。それにしても人が多かったな
/ Nikon D300,SIGMA 17-50mm F2.8 EX OS HSM


 夕飯を済ませて夜間徘徊。宿の裏の山を登って展望台でのんびり星空や夜景を眺めた/ Nikon D300,SIGMA 17-50mm F2.8 EX OS HSM


展望台にいるのは後輩たち/ Nikon D300,SIGMA 17-50mm F2.8 EX OS HSM

つづく

2016年12月15日木曜日

小笠原2

今回の旅での個人的な最大の目標は、アカガシラカラスバトを見ること。母島二日目は、1日この鳥を探し回ることにした。
とりあえず、ということで山に登ってみる。登山口までの街でヒヨドリ、メジロなどを観察し、本土のものとの相違点を探した。足元をみると、あちこちにアフリカマイマイがいる。こちらは小笠原で大繁殖している外来種。天気が悪いせいか、昨日よりも多い気がした。
登山道は植物が繁茂しており、非常に湿気が高かった。汗がなかなか蒸発してくれないので、みんなあっという間にべとべと、カラスバトも見つからないのでなかなかしんどい。
山頂までやっと半分くらい来たところだろうか。急に視界が開けた場所に出た。見下ろすと一面に鬱蒼とした常緑樹の森が広がっている。水平線も見える。やっと「なんだかすごいところに来てしまったなぁ」という実感が湧いた瞬間だった。風がとても気持ち良い。

SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

メジロ。小笠原のメジロは、亜種シチトウメジロと亜種イオウジマメジロの交雑個体群らしい。本土のメジロとの識別は困難。撮ってから気づいたが、尾がない! / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

しかし、山頂まであと500mというところで急に雨が降り出した。とりあえず屋根のある休憩所に避難し、先に行くか、引き返して下山するか相談。「せっかくここまで来たんだから、上まで行くしかないでしょ!」と誰かが言う。よし、頑張りますか。
山頂に着く頃には雨は収まり、霧が晴れてくれたので幸いにも四方を海に囲まれた景観を望むことができた。カラスバトは見つからないけど、登ってきてよかった!
感動もつかの間、レンズを交換しようとしたら、美しい景色は再び霧の中に。残念ながら写真に収めることはできなかった。あらら。

カツオドリ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

下山後は、車を走らせ港や運動場などのポイントを回った。港には何度も繰り返しダイブするカツオドリが1羽。なんども目の前を飛んでくれて、サービス満点だった。他にはムナグロ、キアシシギ、チュウシャクシギ、キョウジョシギなど。特にムナグロはだいたいどこでも見ることができた。珍しい種類がいないかチェックするが、残念ながら不発。御幸之浜では後輩が立派なヒライソガニを見つけた。

荒地をチェックしていると飛び出してきたのはチュウシャクシギ/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

ムナグロonヘリポート / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

グァバの木にはメグロとメジロが集まっていた。落ちていた実を舐めてみると、なるほど、これは美味しい / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

ヒライソガニ。立派な格好をしているのに、非常に臆病 TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

朝通った登山道入り口付近で、大きなカエルの干物がよく見られたので、夜になってから探索に出てみた。思った通り、道路のあちこちにいるわいるわ!特定外来生物のオオヒキガエル。
ずっしりとしたオオヒキガエル。外来種を含めると、日本のカエルの中ではウシガエルの次に大きなカエルだろう
 TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

ホオグロヤモリ TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

自販機は格好の狩場 TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

他にも、オガサワラヤモリ、ホオグロヤモリ、交接するアフリカマイマイなどを観察。夜間探索は外来種のオンパレードであった。


つづく

2016年11月28日月曜日

小笠原1

9月に大学の後輩たちと小笠原に行ってきた。船でしか行けず、しかも片道丸一日かかるあの夢の島である。
小笠原といえば、生き物好きならまず固有種の宝庫と考えるだろう。今回の旅の目的はもちろん、独特な固有種をこの目に焼き付け、ついでに写真も撮ろること。航路での海鳥ウォッチングも鳥好きとしては見逃せない。

近い距離ではこのアングルしか撮れず残念。亜成鳥か / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

出航から1時間が過ぎたころ。未だ泥のような色をした海の上をウミネコが飛んでいるのを眺めていると、薄褐色の鳥がフェリーを追い抜いてくるのが見えた。カモメ類の幼鳥か、と双眼鏡を覗くとその特徴的な顔つきが飛び込んできた。思わず叫ぶと、後輩たちのカメラが一気にその鳥の方へ向く。あまりにも突然な出現だったため、カメラを構えるのが遅れてしまった。それでも比較的近い距離で、早速本遠征の第1号ライファー。東京湾でアカアシカツオドリを見られるとは思わなかった。
東京湾を抜けるとオオミズナギドリが増えてきた。しかし波が高くなり、デッキが立ち入り禁止になったので明日に備えて休憩することに。

燃えるような朝日 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

2日目、日の出の時刻に合わせて起床。さっそくデッキに出てみると、素晴らしい朝焼けが迎えてくれた。双眼鏡を覗くと昨日とは違うミズナギドリがたくさん飛んでいる。おがさわら丸では、非を跨ぐとオオミズナギドリからオナガミズナギドリに入れ替わるようだ。しばらく観察したあと、朝食とコーヒーを売店へ買いに行くために一旦船内に戻り、すぐにデッキに戻ってくると「オナガではなさそうな海鳥を撮った」と後輩。どうやらシロハラミズナギドリのようだ。小笠原周辺では珍しい鳥ではないが、この鳥も密かに狙っていた種類。双眼鏡とカメラを持つ手に自然と力が入った。



マッコウクジラは三回ほど見られた。写真はないが、イルカの姿も確認できた / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

日が昇り、小笠原が近づいてくると、何度かマッコウクジラが姿を現した。尾を水面上にあげたりフェリーのそばを泳ぐ姿を見ることができた。ブイが浮かんでいたので双眼鏡で覗くとその上に乗っていたのはクロアジサシ。ようやく小笠原らしくなってきたと思っているころ、おがさわら丸は無事、父島に就航。ついに東洋のガラパゴスに上陸だ。

今回は母島に二泊、父島に一泊の予定だったので、小笠原に来たという感動もそこそこに、すぐにははじま丸へ乗り込んだ。手続きの途中、またもや後輩がトウゾクカモメやクロハラアジサシと思われる鳥を発見するが、どれも証拠が不十分で判定には至らなかった。



流線型の体が美しい。大好きな鳥のひとつ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

ははじま丸はおがさわら丸に比べ小さくデッキが海面に近いこともあり、観察には適している。早速トビウオ狙いのカツオドリたちがお出迎え。与那国航路でも体験したが、すぐ近くを飛ぶカツオドリを見ているのは楽しくて、全く飽きない。

オナガミズナギドリ。たくさんいたので逆に後回しになってしまい、ちゃんと写真が残っていなかった... / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

マストに止まっていた最後のカツオドリが飛び立つ頃、ようやくこの日の目的地である母島に到着。宿とレンタカーの手続きを済ませて、とりあえず車でいけるだけ北の端までいってみる。

亜種オガサワラノスリ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

途中で空を見上げると、猛禽の影が。小笠原に生息する猛禽類はオガサワラノスリのみ。ラッキー!

メグロ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

海の見える坂道で車を止めると、木に鳥が群がっていた。メジロに似た声で鳴くのは、小笠原を代表する固有種であるメグロだ。警戒心も薄く、じっくり見ることができた。メジロと共に蜜腺に来ていたようだった。
おだやかな入り江でエゾビタキやオオイワガニ、外来種のグリーンアノールなどを観察してこの日は終了。明日の行動予定を立てつつ、潮風に揉まれた体を休めることとした。


つづく

2016年10月13日木曜日

ハリオアマツバメ

今年の夏は予てから気になっていたハリオアマツバメの集団水飲みを何度か見に行くことができた。
時期にもよるだろうが、天気が崩れてなくても日によって飛来数に大きな差があった。近くに雨雲があると、空中で雨を飲んでしまうため池にあまり来ないとカメラマンが語っていた(盗み聞き)。
さすが鳥類最速グループ、写真に収めるのは至難の技。水しぶきを上げている瞬間は結局満足に撮れず。。。
それでも、今まで鷹の渡り観察で偶然目にする程度のハリオが数十羽の群れをなして旋回する様子は、とても見ごたえのあるものだった。







まなもと