2016年7月17日日曜日

与那国島(5)

3/29

丸一日使えるのはこの日が最後だったので、気合を入れて車にエンジンをかけました。とりあえず未だにろくな写真が撮れていないヤツガシラとオオチドリをなんとかしなければ。若干焦りも感じつつも、まずは昨日外した鳥たちを再チェックするために田んぼへ。荒れ地に目をやると、数羽のアマサギがいたのでそろりと車を近づけて撮影。普段なかなか見る機会がない鳥なので、お目当の鳥がいなかったのになんだか得をした気分でした。優雅な鳥だこと!

 荒地を数羽でゆっくり歩く。バッタを食べていたようです / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

こちらは別個体。アマサギはほとんど真っ白な個体から、このように色がかなり出た個体まで様々でした
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

そして本日の目標を抑えるべく東崎へ。この前まで3羽いたヤツガシラは1羽だけになっていました。牧場まで行くと、顔見知りとなったバーダーの方が。窓越しに情報交換しましたが特にめぼしいものはいないとのこと。ため池にシマアジがいるということだけ教えてもらいました。普段ならわりと珍しいシマアジも、与那国では「シマアジか・・・まぁあとでいいか」くらいの存在。全く、贅沢な話です。

というわけで1羽だけになったヤツガシラに狙いを定めることに。初日からいた個体はなかなか警戒心が強く、3羽になってもその個体が逃げるとみんな散ってしまう始末。しかし幸運にも残ったこの日の個体は別の子なのか警戒心が薄めです。これはいける!と思い超徐行で車を移動させていると、目の前をアカショウビンが横切って行きました。飛ぶ姿を一瞬しか見れなかったものの、あのま真っ赤な弾丸は見間違えるはずがありません。残念ながら林にそのままダイブしてしまったのでしっかり姿を見ることはできませんでしたが、予想外の鳥に出会えてちょっと興奮。

 欲を言えば、冠羽を開いているシーンを撮りたかった! / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

 同じ個体を、別カットで。主にアスファルトの隙間に潜むゴキブリを食べていたようです / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

これは別の日に同じ場所で撮ったもの。もちろん、合成ではありません。奄美で散々駆け回ってヤツガシラを探していたのがアホみたいに思えてきます
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

無事にヤツガシラを抑え、空港の食堂で沖縄そばを食べてから比川を回り、朝聞いたシマアジを確認し、ぐるっと再び東崎へ。オオチドリが降りていないか双眼鏡でチェックすると、2羽のツバメチドリが!与那国ではそこまで珍しい鳥ではありませんが、止まっているのをみるのはこの時が初めて。半ば興奮しながらそっと車から降りてカメラを構えて匍匐前身を始めた矢先、運悪く観光客の家族が!!「お願いだから、それ以上行かないでくれ!」そんことを叫べるはずもなく、小さな男の子に驚いてツバメチドリははるか西へ去って行きました。なんてこった・・・

 最後まで比川の水田で楽しませてくれたアカアシシギ。白いアイリングがキュートです / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

 海をバックに、シマアカモズ。与那国らしい雰囲気が出たでしょうか / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

 逆光&電線止まりの亜種タイワンヒヨドリ。次また来る機会があったら、ちゃんとした写真が撮りたいですね。嘴がやや太めなのが特徴 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

 シマアジを見ていたらひょっこり出てきたセッカ。そのままさえずりを披露してくれました / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

かろうじて撮れたツバメチドリ。余談ですが、自分が帰った後はわりとよく見られたようです。残念! 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

東崎での出来事を引きずりながら、祖納を見て回ってみましたが、タカブシギ、コチドリ、オジロトウネンと代わり映えしないメンツのみ。
時計に目をやり、そういえば夕日をまだ一度も見に行ってなかった、と慌てて西崎へ。日本で一番遅い日の入りを、寒さに凍えながら(風が強かった)見送りました。
明日はツバメチドリとオオチドリをリベンジしなければ。


つづく

2016年7月4日月曜日

与那国島(4)

3/28

昨日日没でタイムオーバーとなったクロウタドリを抑えるため、朝食前にこっそり宿を抜け出しました。
予想に反してポイントには誰もおらず、しめしめと車を止め、窓を開けてスタンバイ。ここは堆肥置き場になっているので虫が多いのか、すぐに数羽のハクセキレイがやってきました。それもほとんどがホオジロハクセキレイ。こんな贅沢して良いのだろうか!と窓のすぐ下まで来る彼らを撮影していると、堆肥の山の陰に動く黒い影。待ってました!クロウタドリ。今日も2羽いるようで、相変わらずシャイですがじっくり撮らせてくれました。やったー!

 話では雌雄と聞いていましたが、褐色の個体はオスの若鳥のようです。わかりづらいですが手前のアカハラにくらべかなり大きいことがわかります / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

 オス成鳥は木にも止まってくれました / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

こちらが若鳥 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

クロウタドリが隠れている間は、手前に降りてくるホオハクやツメナガセキレイ、ギンムクドリなどに相手になってもらいました。中でもギンムクドリは20羽ほどの群れですぐ近くに降りてきて、大サービス。正直奄美であんなに苦労したのが馬鹿みたい。ここで初めて気づいたのですが、ギンムクドリの口の中って黒いんですね。ムクドリにはない深い光沢や流れるような羽毛にうっとりしてしまいました。

ギンムクドリは堆肥をほじくってました / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

さらに、ホオハクの中に気になる1羽が。過眼線がないのは周りの個体と同じですがどうも背中が一様に薄いグレー。「これはシベリアハクセキレイではないか?」手持ちの図鑑には背中のグレーは腰まできれいに続くとあるのでとにかく後ろを向いた時にシャッターを切りました。その場では断定できませんでしたが、ツイッターで知識人の皆様にシベリアで良さげとの意見をいただいたので亜種シベリアハクセキレイということにしました。

背から腰にかけて一様に薄いグレーの亜種シベリアハクセキレイ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

こちらは多数派の亜種ホオジロハクセキレイ。結局滞在中に普通のハクセキレイは一回にしか見かけませんでした
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

1羽だけ混じっていたツメナガセキレイ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

お昼ご飯を食べて車内で昼寝をしていると、二日目に名刺交換した方からサンカノゴイの情報が!あわてて駆けつけましたがすでに草の中に隠れた後。1時間ほど待機してみましたが結局姿を現さず・・・。

マミジロタヒバリ。タヒバリというか、ヒバリに似ている気がしました / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

荒れ地にいたノビタキ。珍しい種かと一瞬疑ってしまいました / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)


セッカの止まり木を乗っ取ったシロガシラ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

夕方、比川の集落をうろついていると、桑の実を食べるヒヨドリとコムクドリを見つけました。亜種タイワンヒヨドリは国内では与那国でしか見られないので写真を撮ろうとすると、コムクが飛び立った先にカラムクドリが!いるという情報は聞いてましたがこの時が初見となりました。虹彩が白くでぎょろっとした目がかわいいですね。

右の2羽はコムクドリ。桑の実で顔が赤く染まっていますね / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

帰り際に再び出ていることを祈ってサンカノゴイがいたという水田へ。やはり姿を拝むことはできませんでしたが、オオムシクイと「ポァ~」というオオクイナの声をキャッチ。


「何が出てもおかしくない!」というドキドキ感を大いに感じることができた一日でした。

つづく

2016年6月13日月曜日

与那国島(3)

3/27

チョウセンウグイス。やや赤みが強いような / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

この日も久部良ミトからスタートして、西側を散策。
昨日声だけだったムジセッカの姿をなんとか目視。これは写真に収めるのは至難の技だ・・・と思っていると「ホーホキャッ」と寝ぼけたさえずりが聞こえてきました。声の主はウグイスですが、与那国では亜種チョウセンウグイスなのでちょっと嬉しい。色やプロポーションがかなり違うように見えました(センニュウ類に近い感じ・・・?)。
粘っろうかと思っていると、大きな観光バスが登場。ああ、これが某探鳥ツアーのバスか~。「何かいました?」と窓から雑誌などで見覚えのある顔が覗いたので「ムジセッカです(おかげで飛んだけどね!)」と返答。これは退散した方が良さそう。

グエ!となんとも可愛くない声でなくのはシロガシラ。至るところで見られます。でも色は結構きれい
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

シマアカモズ。ちょっと子供っぽく見えますが、繁殖しているのでしょうか / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

バスから逃げるように港に向かうと、芝生にヤツガシラを発見。近くに車を止めて様子を見ようとするとまたさっきのバスが!ヤツガシラを目ざとく見つけられてしまったのでここも退散。同じバーダー同士なのであまり悪く思いたくないのですが、やれやれですね。港には1羽佇むウミネコのみ。

港に一羽のウミネコ。仲間とはぐれてしまったのか、どこか寂しそう
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

せっかく来たからには、と日本最西端の石碑で自撮りなんかして、ぶらぶらと車を走らせていると突然のスコール。島は変わりやすい天気だこと、と呑気に車の中で待機。
雨が止んだので昨日覗いた田んぼをチェックしましたが、昨日いたシギチの多くは不在で、タカブとシロチのみ。ただ、居ると聞いていたアカガシラサギを発見。まだ冬羽の個体でしたが奥にいるので粘ろうかと思った矢先、またバス。うーん今日は完全に行動パターンが被っているなぁ。

ジョウビタキも至る所で見られました。愛想の良かったオス/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

亜種リュウキュウメジロ。腹が一様にグレーであることが本土のメジロとは違いますね
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

飛んでからその存在に気づくタシギ。他のジシギも疑いましたがやっぱりタシギ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

バスを振り切るように東崎へ。与那国に限らずですが、島の道路はとても走っていて気持ちが良い。西の端から東の端まで15分くらいしかかからないけど、好きな曲をかけて気分を上げよう。制限速度以上を出すのはやっぱりみんなレンタカー。
車を止め、牧場の端まで行ってみる。ここにポツンとある古びたお手洗いに入ってみましたが、個室のドアは閉まらないみたいだし、もちろん水洗でははいし、なかなかワイルドでした。付近にはホオジロハクセキレイやムネアカタヒバリの小群と、なにやらNHKのカメラ。与那国まで来たからには気にしていられないので、牧草地に腹ばいになって撮影。もしかしたら変な姿がテレビに映ったかも?(笑)

すごいところにある / iPhone5S

一方のオオチドリの方は不在のようで、暇になったのでどうしようかと思っていると、昨日のおじさまバーダー隊が登場。「どうですかね~」と話しかけると、開口一番「クロウタ見た?」。「えっ、出てるんですか!」とすかさず食いついてしまいました。他にも、知らない珍鳥情報をたくさんゲット。いやー、これぞ離島って感じ!おじさま方に別れを告げ、急いでクロウタが出ているという場所へ向かうことに。

現地につくと、やはり数台が張り込んでいる様子。スペースがないので離れたところにとりあえず車を置き、様子を伺うと、同じようにスペースにあぶれた鳥屋ご夫婦が。しばし話をして、先客が抜けたところで車を横付け。いたいた、どうやら二羽いるみたい!これは素晴らしすぎる・・・と必死にシャッターを切りました。先に離脱したご夫婦は帰り際「グッドラック!」のジェスチャー。こういう粋な振る舞いができる人はかっこいいな~と地味に感激してしまいました。またどこかであえるかな。

クロウタを探していたら出てきたイソシギ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f4S(IF)

クロウタドリはとてもシャイで、前に出てくるシロハラやアカハラには混ざらず出たり入ったり。日没を迎えたので明日の早朝に懸けることにしました。


つづく

2016年5月31日火曜日

与那国島(2)

3/26

朝のお仕事を終えて、のんびり出発。「車のドアを開けっぱにしてたら風にもぎ取られちゃったって人もいるから気をつけてね!」と宿の人に教えられて「そんな馬鹿な・・・」と思っていましたが、外に出ると風が強い。うーん、この島では強風はデフォルトのようです。だからこそ鳥が休憩するんでしょうけどね。
とりあえず島内最大の水場である久部良ミトへ。ハシビロガモ、キンクロハジロ、オオバンなど見慣れた水鳥を見て、最西端なのに・・・と不思議な感じ。ハシビロなんかは奄美でもよく見るのでかなり南方に降りてくるカモなのかもしれないですね。
池の周りをウロウロしていると、藪から聞き覚えのある声が。冬に隣県で確認したムジセッカでした。「チョッ、チョッ」とウグイスよりもだいぶ高く、ミソサザイに少し似た声。本土ではレアな鳥も、この島では普通に越冬しているようです。ムジセッカの姿を探していると、バーダーの男性が現れたので挨拶。名刺を交換したりして少し情報交換をしていると、なんと自分が与那国に行く前に下調べとして何度も読んだ探鳥記を書かれた方でした!こんなこともあるのですね~。何か出たらよろしくです、とお互い告げて、場所移動。
比川集落にある水田も、島内有数の水鳥スポット。先ほどの情報交換でシギチが何種か入っていると教えてもらったので期待が高まります。まず目に入ったのはオジロトウネン。本土でも珍しくありませんが、飛来数が少ないのでじっくり観察するチャンスはなかなかない種。車を横付けして、じっくり撮影できました。

オジロトウネン。夏羽でも目立つ色にはなりませんが、肩羽付近にオレンジ色の夏羽が現れています。かわいい 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)

ほかにも、田植えの終わった田んぼを双眼鏡で確認すると、いるわいるわ、タカブシギ(40±!)、ツルシギ、アカアシシギ、アオアシシギ、ウズラシギ、セイタカシギ、コチドリ、タゲリ、その他諸々。珍しい種はいないものの、普段田んぼのシギチはあまり見ないのでもうこれだけでテンション上がってしまいます・・・見上げるとツバメに混じってすこし大きめの鳥が。この時期に見るのは初めてのアマツバメ。車の窓から撮っていると、シギチが何かに驚いて一斉に飛び上がりました。案の定、猛禽が頭上を過ぎて行ったので慌てて証拠を・・・確認するとハイタカ・・・ハイタカ?!こんなところにも来てるんですねぇ。ハイタカが東シナ海を一生懸命飛んでる姿なんて想像できません。

 この田んぼで最も多くみられたタカブシギ。写真からも風が強いことが分かるかと / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


 ツルシギ久々に見た!と喜んでいると・・・ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


 1羽のアカアシシギがやってきました。ちゃんとRed Shankどうし仲間意識があるのか、自然にツルシギの群に合流。真っ白な次列風切が眩しいッ! 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


 1羽だけいたタゲリ。冬に見る雰囲気と少し違うような・・・と思っていましたが、夏羽へと移行中のようですね 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


アマツバメは3羽。一緒にとんでいたツバメと比べると、やはり大きい! / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)

田んぼのすぐ上の林の中を散策してみると、初めて見る蝶たちに出会えました。いずれも南西諸島では普通種ですが、本土では見られない種なので嬉しい。同じ宿に泊まっている蝶屋さん曰く、今年の春は天候が微妙で蝶の活性が低いとのこと。確かに、島内では飛んでいる蝶をほとんど見かけませんでした。

 リュウキュウヒメジャノメ。本土のヒメジャノメに酷似しています/ Nikon D300,TAMRON SP AF90mm  F/2.8 Di MACRO 1:1


こちらはクロボシセセリ。気温のせいか黒紋が未発達のようです / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)

集落の海岸には、Dr.コトー診療所のドラマで使われた建物がありました。近くの小学校も春休みなのか人気(ひとけ)もないし、とても静か。美しい海岸に一人で降りて、「ああ、最西端に一人で来てしまったなぁ」と改めて実感しました。

ドラマ「Dr.コトー診療所」のセットとして使われた建物。ほんと海のすぐ近くにあります  
/ Nikon D300,SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

小学校の前にある岸壁を歩いていると、芝生にヤツガシラ。他にも校庭にはホオジロハクセキレイ、シマアカモズ、シロガシラなど与那国らしいメンツがいましたが、人がいないとはいえ小学校に向かって双眼鏡や望遠レンズを向けるのは気がひけるので、あまり粘らずに場所移動。
久部良ミトに再び寄ってみると、年配のバーダー4人グループに遭遇。なんでも仲間で何度も与那国に来ているそう。彼らもつい最近島入りしたということなので、過去の話などを聞かせてもらっていると、遠くに腰の白い鳥が飛んでいるのを発見。双眼鏡で覗くと・・・「ツバメチドリ!」実は憧れだったツバチの初見がこれとなりました。
昨日一番に行った東崎に行ってみると、昨日と同じ道路の道端にまたヤツガシラが。しかしこの個体、なかなか神経質で最徐行で近づいても一定距離を保ってしまいます。昨日かなりの数がいたオオチドリは5羽のみ。群が分散しているのかな~とのんきにあたりを散策中、藪の中からカエルのような声が。「カエル?いや移動してるから鳥だな・・・なんだこれ?」と硬直していると、枝の隙間からとてっと姿を現したのはなんとノゴマ。ノゴマってこんな地鳴きだったか!とほとんど鳴き声を予習しなかったことを反省。いや~でも姿を見れて良かった!じつはこれも初見。
牛舎の周りでジョビ男さんに遊んでもらってこの日は宿に帰りました。

アダンに止まるジョウビタキ。後ろは海! / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)

与那国、めっちゃたのしい!


つづく

2016年5月15日日曜日

与那国島(1)

3/25

仲間が寝ている中、お先に失礼してタクシーでフェリー発着場へ。起きれなかったらまずいと思って結局ほとんど寝ていなかったのに、ここから初めての一人旅なので緊張と楽しみで眠くなんてありません。待合室で久々にテレビを見て、ここ一週間ほとんど世間の出来事を知る機会がなかったな、と思いました。
フェリーは5:50奄美発、19:00那覇着。酔い止めも飲んで、あとは寝るだけ!と思いつつも、久々の(14年ぶり?)のフェリーなのでちょっとワクワク。外に出て海を眺めてみたり、売店に行ってみたり、ウロウロしてみましたがやっぱり眠くなったので二等船室にゴロン。あら、案外居心地いいじゃない。

 旅の疲れを癒すには十分すぎました / iPhone 5S


昼過ぎに船内レストランで安いカレーを食べてみましたが、揺れるところでの食事もなかなか面白いもんでした。酔いに強い体質で良かった~。

到着は夜なので那覇で一泊。宿のロビー前で外国から来た旅行客のお兄さんとサッカーを見ながら、明日の行動予定を反芻。明日はシビアな乗り継ぎなので気をつけねば。

翌日、6:00前に那覇空港前へ到着。直前に知ったのですが、那覇空港は夜は閉鎖してるんですね。この日一番最初の客でした。
8:15、石垣島。ここからが問題で、石垣港へはバスで移動なのですが、飛行機を降りてからバスまでの時間はわずか。計画時から「ここで預け荷物がすぐ来なかったら詰みだな・・」と思っていました。しかし幸いにも荷物はすぐ流れてきて難なくバスへ。ふー、良かった。バスから初見のコウライキジが見えたので、思わずニヤけました。

離島ターミナルバス停で下車し、足早に港の対岸にある船着き場へ。そう、西の果てへのフェリーは、本来の離島ターミナルの反対側にあるのです。行く前にちゃんと調べといて良かったと心底思いました。

さて、いくら酔いに強い体質といっても、これから乗るのはゲ●船と名高い「フェリーよなくに」。出航前に時間を考えて酔い止めを飲み、和室に自分の場所を確保し、体を進行方向と平行に向けて寝転がってスタンバイ。
10:00、ついに出航、さぁこい!

二時間半ほど経った頃でしょうか、何気なく窓の外を見ると、船のすぐ横を並行して飛ぶ大きな鳥がいるのに気付きました。「きたー!」と心の中で叫びながら、レインコートとカメラを持って外へ。久々のカツオドリとの対面でした。波が高く船が大きく揺れ、海水がひっきりなしにかかってきますがお構いなしに撮影。

こんなに近くで見たのは初めて!/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)

はじめは1羽だったカツオドリは最大で12羽まで集まってきました / iPhone 5S

そんなことをしているうちに波は徐々に収まり、ついに今回の最終目的地、日本最西端の与那国島が見えてきました。ついに来てしまったなぁ、一人でも来れたなぁとしみじみ。

レンタカーを借りて(送迎車がそのまま今回借りるレンタカーだったのには内心笑いました)、日没まで少しあるのでどこに行こうと考え、やはり一番期待していた東崎へ向かうことにしました。
東崎へ向う途中、道端からこちらに驚いてバッと飛び立つ鳥影。その特徴的な翼の模様に思わず「ヤツガシラ!」とまたもや心の中で叫んでしまいました。とにかく日没まで時間がないので車道を歩く馬を避けながら灯台の下まで行くと、なにやらチドリ系の鳥の群れが落ち着きなく飛んでいました。まさか・・・と思いとりあえずシャッターを切って確認。「オオチドリ!」、春の与那国3セットのうち2つをあっさり確認。幸先が良いとルンルンで今回の宿へ向かいました。

この時は17羽確認。しれっとムナグロが混ざっていたのがおかしかったです / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)

宿に行くとおかみさんが開口一番、「バイトしない?」。なんでも、自衛隊の入隊式が近々あるらしく、関係者が多く泊まっていること、前から働いていたお手伝いさんが急にいなくなったことで人手が足りていないんだそう。とくに断る理由もなかったし、割り引いてくれるというのでこちらもokして、まずは明日の朝ごはんの手伝いをすることになったのでした。
明日はどんな出会いがあるのだろう。奄美は色々と散々だったけど、未知の島で好スタートを切れてわくわくしながら一週間ぶりの布団に潜り込みました。


つづく

2016年5月9日月曜日

春休みの旅行記もマンネリ化している気がするので、ここで休憩も兼ねて、最近徒歩圏内で出会った生き物たちを紹介。春は環境の変化を好まない自分にとっては少し憂鬱な季節ですが、生き物を見るには良い季節。

マキノスミレ。シハイスミレの変種とされています。背は低いですが春を「待ってました!」と言わんばかりに直立した葉や花が特徴の一つ
/ Nikon D300,TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1


ホソミオツネントンボ。成虫越冬する小型のトンボ。徐々に色が青みがかってきます
/ Nikon D300,TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1


モズ。コブシの花と一緒に / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


桜絡みの鳥を狙って裏山に登ったものの、今年も惨敗に終わりました。なんとか撮れたのがこのコゲラ
Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


枝に連なっているエナガの巣立ち雛を見つけたと後輩が教えてくれたので見に行ってみました。雛は赤い瞼が印象的でした
Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


こちらも後輩に教えてもらった、学部棟前にいたキビタキ。狙い通り、メタセコイアの横枝に止まったところをパシャリ 
Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


最近増えつつある外来種、マツバウンラン。除草剤が撒かれた場所にいち早く進出しているようでした
Nikon D300,TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1


田んぼの中で営巣していたのはケリ。代掻き前に孵化するか心配でしたが、どうだったのでしょうか...
Nikon D300,Ai AF Nikkor ED 300mm f/4S(IF)


まなもと